猫は視力が悪い分だけ聴力が発達したのかも
猫ちゃんの視力ってすごく悪いんです。個体差はもちろんありますが、人間の10分の1程度「0.1~0.2」しかないって言われてるんですよ。
あと、猫ちゃんってド近眼なんです。獲物を一瞬のうちに捕らえる最適な距離が一番見えるように進化していったんですね。なので遠くが見えづらくって10m程度先のものまでしか、うまく認識出来ないそうなんです。
そこで発達していったのが本日の主役「聴覚」なんですね。
人間の聴覚を「1」とすると、ワンちゃんは「5」猫ちゃんは何と「10」なんだそうです!
つまり、猫ちゃんの聴覚はワンちゃんの2倍、人間の10倍も優れてるんです!そりゃ、おっきな声で叱ればションボリするはずですね。笑
猫ちゃんの聴覚は低音域を聞き取ること関しては人間と大差ないのですが、高音域を聞き取る能力に関してはこれまた「10倍」もあるそうです!
猫ちゃんの祖先たちが狙っていた獲物たちは、主に小動物ですから声が甲高いんですもんね。そのため進化の過程で高音域に関する聴力がずば抜けて発達していったと言われてるんですよ。
ちなみに、猫に限らず動物は全般的に低い音や低い声を嫌います。これは動物が敵を威嚇する際「ウ〜…」っと低い声で唸りますよね。つまり危険な音だと本能に刷り込まれているためなんですよ。
これってたぶん人間も同じなんじゃないかしら…?
猫の5感の中で一番優れているのは聴覚かも…。
飼い猫の名前を呼ぶと、耳が「ぴっ」とこっちに向きますよね。とっても可愛いあの仕草なんですけど、あれ、本当に聴いてるんですよ。「なに?」って反応してるんです。
猫ちゃんは「音」というものに、とぉ〜っても敏感で聴覚がものすごい発達してるんです。『ネコは「聴覚」の動物』なんて言われてるんですよ。
猫の耳は眠っていてもアンテナ全開
猫ちゃんの耳はたとえ眠っているときでもアンテナびんびんなんです。
これも祖先からの進化の過程によるもので、本能に刷り込まれているんですね。
猫ちゃんは、1日18時間も寝ているんですけど、その長い眠りもほとんどは浅い眠りなんです。
この浅い眠りも、敵に襲われたらすぐに反応して逃げられるように準備しているためなんですって。眠っているときでも「アンテナびんびん」だなんて、気が休まらないですよね。笑
猫ちゃんの耳って、常に働き続けているわけなんですね。えらいなー。
まとめ
今日は猫ちゃんの聴覚について解説してきました。あの可愛い耳にはこんな秘密が隠されていたんですね!
かなり効き目はあるんですけど、あんまり大きな声で叱るのは止めようかなと思ってしまいました…。
めっちゃうるさいはずですもんね。笑
じゃ、22世紀のネコ型ロボットの彼を心配しつつ、せぶリンとナナちゃんにごはんあげてきまーす!
ではまた^^